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「自立生活支援研修会特別編」の報告①

2019年03月14日  , ,

おはようございます☀

昨日は午後から、児童養護施設 天理養徳院さんにて、「平成30年度 奈良県児童養護施設協議会 自立生活支援研修会特別編(森田記念福祉財団助成事業)」を開催しました!

テーマは、「アフターケアの視点を入れたインケア、リービングケアについて考える」💡
講師は、神奈川県のアフターケア事業 あすなろサポートステーション 所長 福本 啓介さんと相談員 矢野 綾沙さん。

 

「おかえり」が奈良県委託事業 子どもの「自立」サポート事業 を受託し、「自立サポートセンター with」を開設して2年目の2016年に訪問させていただき、以来色々とご縁をいただいています。
とても近いものを感じ、いつか奈良県内の児童養護施設等や行政職員の方々とともに、お話をお聞きする機会ができればいいなと思っていました。

今回講師を快諾いただき、遠方より駆けつけてくださり、本当に感謝です。


(3月21日に開催する「こどもひろば」の会場、「天理駅前広場コフフン」にて)

 

 

参加者は、児童養護施設等や県の担当課、こども家庭相談センター(児童相談所)の職員の方々。

前半は、福本所長と矢野さんより「児童養護施設退所者等へのアフターケアについて ~あすなろサポートステーションの実践」と題して、あすなろサポートステーションさんの事業紹介、成り立ち、アフターケア事業の有用性、アスターケアに関する法制度と社会的養護支援事業、それぞれの自立に向けて、社会的養護の今後…と、盛りだくさんの内容をお話しいただきました。

 

お聞きしながら、たくさんの刺激を受けました。
活動する上で大切にしていることがいくつも出てきて、その中でも「アフターケアは存在」「くらしの中で根付くような日々の関わり・支援」という言葉が印象的で、本当にそうだなぁと改めて思っていました。

 

「アフターケアは存在」と聞いたときに浮かんだのが、「変わらない場所・変わらない人」。
以前のブログがたくさん出てきたので、その一部を掲載します。

「心の拠り所」(2014/2/16)
「おかえり」(2014/9/6)
「変わらずそこにあること、変わらずそこにいること」(2015/11/25)
「おかえりにいけば、ふみさんがいる」(2017/7/13)

 

そして、「くらしの中で根付くような日々の関わり・支援」。
児童養護施設等を巣立った後はそれぞれの地域で生活を営んでいきます。
その地域で生きやすいよう一人でも多くの方に知っていただき、あたたかい人の輪を広げること。

そして、彼らが安心して暮らせるよう、SST(ソーシャル スキル トレーニング)などを実施する中で、これから経験するであろうこと、知っておいてほしいことなどをテーマに、いかに具体的に自分事として実感できるかという視点で進め方を考えているので、改めてその大切さを感じました。

 

神奈川県における施設退所者等アフターケアの支援体制(職業指導員の立ち位置や連携の構築など)、独自で実施されているプロジェクト、とても興味深くお聞きしました。

 

「自立生活支援研修会特別編」の報告②に続きます。→

 

ふみ

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