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巣立った人への「ライフストーリーワーク」

2022年09月07日 

子どもの生い立ちを、子どもと一緒に整理していくことを「ライフストーリーワーク」と言います。

「おかえり」では、里親家庭や児童養護施設などで暮らす子どもたちの自立に向けて必要とされる活動の一つとして、「ライフストーリーワーク」の啓発を推進しています。

先日、月に一度の「奈良ライフストーリーワーク研究会」(奈良県内の児童養護施設等職員、児童相談所職員、「おかえり」が参加)にて、「おかえり」の取り組みを発表しました。里親家庭や児童養護施設等を巣立った人が実施を希望されたときに、どうすれば実施できるかをグループワークで考える時間もあり、参加者からは子どもたちが巣立った後を見据えて、今できることをやっていこう、取り組んでいこうというお声がありました。

生い立ちの整理をする中で、気持ちが揺れてしまう可能性も考えられるので、巣立った後…特に一人暮らしをしている人に、「ライフストーリーワーク」を実施することには難しさも感じています。けれど、巣立った人が実施を希望されたときに生い立ちの整理をすることができるよう、再び前を向いて進んでいくことができるよう、「ライフストーリーワーク」を実施できる体制を整えていきたいと考えています。

「おかえり」では、3年後を目標にそんな体制を整えることができたらいいなと才村眞理先生とともに考えています。スタッフも増えてきたので、今後は複数のスタッフで「ライフストーリーワーク」の勉強を続けていきながら、どのような形で実施ができるのかを考えていきたいと思います。

なみかわ

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