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「はたらくトータルサポート」

2022年11月05日  ,

こんにちは(*^^*)

「おかえり」では、数年前から「はたらくトータルサポート」を進めています。
「はたらくトータルサポート」とは、里親家庭や児童養護施設等で暮らす子どもたちに「はたらく」ことをイメージできる機会を提供し、自分に合った職業を見つけ自分らしく生きるきっかけを作っていきたいという思いから実施しています。

 

その「はたらくトータルサポート」では、以下の3つを本人の年齢やニーズに合わせて実施しています💡

〇「ライフカフェ」:さまざまな大人との出会いを通して、どう生きたいかイメージをふくらませる。
〇「ワークカフェ」:働く大人(目指している職業の方など)と話し、はたらくイメージをふくらませる。
〇「職場見学」:実際にはたらく現場を体験する。

 

「はたらくトータルサポート」を進めていこうと思ったのは、里親家庭や児童養護施設等を巣立った人との出会いからです。

里親家庭や児童養護施設等を巣立ち、就職をしたのち離職した人と出会う中で、転職して新しい職場で歩んでいく人もいる中、離職した次の一歩をどこに踏み出せばいいのかわからない、ゆっくり次の道を考えたいけどお金がないのですぐに次の仕事を探さないといけないというような声を聞くことが続いた時期がありました。

 

現在の状況をお聞きしながら、次の道を考えるのにどれくらいの時間をかけられるかを考え、本人の興味のあることや得意なこと、苦手なことなどを整理し、1ヶ月に必要な生活費を出して、その条件に合う仕事を探す・・・という動きをする中で、できるだけ早い段階から「はたらく」ことを知る機会を提供することができれば、生きやすくなるのではないか、何か変わるのではないかと思うようになりました。

例えば、なりたい職業があるとすれば、その職業はどのような仕事なのか、高校は専門的に学ぶコースを選ぶ必要があるのかどうか、大学等の進学が必要かどうか、必要な資格があるかどうか、その職業に就くまでにおおよそどれくらいの費用が必要なのか、実際にその職業に就いたとして一般的にどれくらいの給与が手に入るのか・・・こういった具体的なことを知り、見通しをもった上で本人が自分の未来を選択できるようにする仕組みが必要ではないか。より早い段階で「はたらく」ことを具体的にイメージすることができ、自分の将来設計をある程度立てることをサポートすることで、今何をやるべきかが明確になり、巣立った後も生きやすくなるのではないか・・・。

 

そんな思いから進めてきた「はたらくトータルサポート」。
「おかえり」事務局長が中心となり、子どもたちや巣立った人たちと働く大人をつないでいます。

子どもたちや巣立った人たちからの「こんな職業を知りたい」「この職業を見に行ってみたい」というニーズはさまざまです。

よりニーズに合ったサポートができるよう、さまざまな職業の方とつながっていけるといいなと思っています。

 

里親家庭や児童養護施設等で暮らす子どもたちが安心して巣立っていけるように。そして、巣立った人たちが自立し、安心して暮らせるように。

 

ふみ

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