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ありがとう
こんばんは月
ある文章を見つけたので紹介します。
世界の教育者が集まったある学会で、日本の学校の先生が東南アジアの先生から質問を受けました。
「日本では子どもたちを育てるとき、どんなことに気をつけていますか?」
一人の先生が
「人に迷惑をかけないようにと教えています。」
と答え、他の先生たちもうなずいていると、その質問した先生が
「じゃあ、日本はこれからもいじめや不登校がもっと増えますね。」
とおっしゃったそうです。
そのわけを聞いてみると
「私たちの国では、子どものうちから『人には知らないうちに迷惑をかけているんだよ。それを忘れてはいけないよ』と教えます。それを教えなかったら、日本の子どもたちはどうやって『ありがとう』という感謝の心を学ぶのですか?」
子どもたちが迷惑をかけない子になろうとする時に、ちょっとだけその集団から遅れたり、リズムが合わない子がいると、「許せない」という気持ちが芽生え、いじめや不登校につながり、排他的な子ども社会が形成されることもあるのではないでしょうか。
「他人に迷惑をかけているのがわかる人になってもらいたい」
こう考えてみたらいかがでしょう。
まわりに支えられ、ときに迷惑をかけながら、人様のおかげで生きていることを教えていく・・・
「ありがとう」
「こちらこそありがとう」
感謝、感謝の中で感性豊かな子どもが育ちます。
ふみ