「明日天気になぁれ」の親睦会にてアイシングクッキーを作...
- 2024年11月06日(水)
こんにちは
今日は肌寒い一日ですね。
先日、「奈良県社会的養護の当事者団体 明日天気になぁれ」の親睦会をしました♪
今回は、アイシングクッキー作りをしました!

先月のブログでもお話ししていましたが、「児童養護施設職員向け交流会」に引き続いてのアイシングクッキー。楽しみにして来てくれた人もいてうれしかったです( *´艸`)
今回は10月だったので、ハロウィンの形と色を用意しました。
中学生・高校生・巣立った人が参加してくれて、アイシングクッキー作りが初めての人もいましたが、みんなとっても上手!

それぞれ集中して取り組んだり、ワイワイ話して他の人の作品を見たりして、かわいいハロウィンクッキーができました♪

参加してくれてありがとう!
またよかったら参加してね(*^^*)
ふみ
「SST」のお話を
- 2024年10月30日(水)
こんにちは(*^^*)
今日は肌寒いですね
今日は「SST(ソーシャル スキル トレーニング・生活に必要なことを知る勉強会)」のお話を。
「SST」とは、里親家庭や児童養護施設などで暮らす高校生以上の人や巣立った人を対象に、巣立った後の生活に必要なスキルを学ぶ勉強会です。
この「SST」をはじめたきっかけは、「おかえり」ができる前…我が家の妹(里親委託児童)との暮らしを通して、巣立ったあとに困らないように、さまざまなスキルを知る・身につけることが必要だと強く感じてきました。そんな思いから、いろいろと調べていく中で「SST」という言葉を知り、どのような形がいいか模索しながら、はじめて企画したのは、里親家庭や児童養護施設などで暮らす子どもたちをお招きして実施した、ホテルでの「テーブルマナー」でした。その後、「おかえり」理事の弁護士による「法律講座シリーズ」などを実施し、参加くださる方々からもその必要性についてのお話を頂戴してきました。
現在は、全体では隔月での実施、そして個別のニーズに合わせて実施しています。
「個別SST」では、巣立った後の資金シミュレーションの実施のニーズが特に多いように感じています。
全体で隔月で開催している「SST」、9月28日(土)に開催しました!
今回のテーマは、「住居について」。

まずは、どんな部屋に住みたいかを書き出します。
「駅から近いところ」「2階以上のところ」「バストイレ別のところ」…。
その後に、実際に賃貸情報誌を使って、条件に合った部屋を探して、それぞれどの部屋がいいか、その選んだポイントとともに出し合いました。
自分で考えるだけではなく、他に参加した人やスタッフの意見を聞くことで、どんな選び方があるのか、他の人がどんなことを考えているか、知ることができるように心がけています。
住居探しをするのはインターネットでもできますが、おかえりの「SST」ではあえて情報誌を使用しています。
いくつかの物件を一度に見ることができるのと、他の人の意見を聞いた時に共有しやすく、自分が見落としていた物件があることに気づくことができるなど、いろいろとメリットがあるように感じています。
参加してくれてありがとう!
またよかったら参加してね(^^)/
ふみ
「ライフストーリーワーク」について、お話をさせていただ...
- 2024年10月29日(火)
こんにちは(*^^*)
今日は雨模様
今日は「ライフストーリーワーク」のお話を。
子どもの生い立ちを、子どもと一緒に整理していくことを「ライフストーリーワーク」と言います。「おかえり」では、里親家庭や児童養護施設などで暮らす子どもたちの自立に向けて必要とされる活動の一つとして、「ライフストーリーワーク」の啓発を推進しています。
9月20日(金)に開催された「令和6年度 奈良県社会的養護従事者キャリアアップ事業 第1回 研修会 テーマ:ライフストーリーワーク基礎講座 ~理念と目的~」にて、「おかえり」が製作した「ライフストーリーワークって何?」の冊子と「おかえり」の取り組みについて紹介させていただきました。

はじめに、私と「ライフストーリーワーク」との出合いからお話ししました。
私と「ライフストーリーワーク」との出合いは2011年、今から13年ほど前になります。
当時我が家で生活をともにしていた中学生との出会いがきっかけでした。
一緒に生活する中で、定期的に「ふみ姉、ちょっと話聞いてー」と話を聞くことがありました。静かな部屋で3時間、4時間、止めずにいたら恐らく際限なしに話し続けます。そして、最後に話すには、自分が一番胸に秘めていること、気になっていること、いつも同じ話でした。
その姿を見て、何かにとらわれているのではないかと感じていました。
自分の中に何かがいて、その何かの正体がわからないまま、どこに行けばいいか、何をすればいいか分からずその場所から動けずにいる。その姿を見て、どうしたらこの子が生きやすくなるんだろうと考えていた時に浮かんできたのが、「整理が必要ではないか」という思いでした。自分自身の生い立ちが整理できれば、この子は生きやすくなるのではないか。そんな思いが強まりました。
どのように生い立ちを整理したらいいんだろうと、その方法をいろいろと探していたときに尊敬する方のブログの中で「ライフストーリーワーク」が紹介されているのを見て、拝読したときに「これだ」と衝撃を受けたときのことは今でも鮮明に覚えています。その数ヶ月後にありがたいことに才村先生と出会い、学ばせていただくようになりました。
才村先生に「ライフストーリーワーク」について教えていただく中で、より多くの人に知っていただきたいと思い、いつも大変お世話になっている児童養護施設の施設長にお声がけし、共に学びを深めることになり、少しずつその輪が広がり、「奈良ライフストーリーワーク研究会」へとつながっていきました。
冊子「ライフストーリーワークって何?」は、「奈良ライフストーリーワーク研究会」の皆さまはじめ、さまざまな方のお力添えをいただいて完成しました。「ライフストーリーワーク」を初めて知る方への一歩として、「ライフストーリーワーク」とは何かを正しく理解できるようにと製作しています。「ライフストーリーワーク」を初めて知る方はもちろん、子どもたちに向き合う際に支援者自身の思いを新たにしていきたいときにも読んでいただけるとうれしいなと思っています。
私自身、「ライフストーリーワーク」に出合ったのは、「おかえり」を設立した次の年だったのですが、「おかえり」の活動自体、他にほとんど前例がなく右も左も分からない状況で、これでいいのかなと思うことも多かったのですが、「ライフストーリーワーク」との出合い、そして「奈良ライフストーリーワーク研究会」の方々との学びを通して、子どもには知る権利があること、もしかしたら目の前にいる若者が悲しむかもしれないと思うことも、それを悲しいかどうか決めるのは本人だということ、どんな気持ちも本人の大切な気持ちで、思っていい、話せるところで話していい、聞いてもらってもいい、それが私であれば私もその気持ちを大切にして一緒に考えようと、向き合い方も学ばせていただいたように感じています。
「おかえり」は、里親家庭や児童養護施設などを巣立った人が希望されたときに、「ライフストーリーワーク」を実施できる体制を作っていきたいと思っています。
里親家庭や児童養護施設などで暮らしているときには、里親さんや職員さん、児童相談所の職員さんなどチームで実施することができますが、巣立った後、特に一人暮らしをしている人が希望されたときは、生い立ちの整理をする中で、起こりうる可能性のある気持ちの揺れにどう対応するかなど、どうすれば本人の知る権利にこたえられるか、その形を模索しています。さらに学びを深め、巣立った人が実施を希望されたときに「ライフストーリーワーク」を実施できる体制を、才村先生とともに整えていきたいと思っています。
ふみ
「児童養護施設職員向け交流会」のお話を
- 2024年10月26日(土)
こんにちは(*^^*)
今日は肌寒いですね
先ほど、とってもうれしいことがありました。
「おかえり」の活動を始めた頃から応援してくださっている方が事務所に立ち寄ってくださいました。久しぶりの再会に心があたたかくなりました(*´▽`*)
今日は「児童養護施設職員向け交流会」のお話を。
「児童養護施設職員向け交流会」とは、児童養護施設を退所した後も自立し、安心して暮らせるように。そのために、まずは職員の方々に足をお運びいただき、「おかえり」や「with」を知っていただきたい。そして、職員の方々とつながり合える機会をもちたい。という思いから、定期的に開催している交流会です。
今年度1回目の交流会は9月12日(水)に開催しました。
今回は、アイシングクッキー作りをしました!
アイシングクッキーとは、砂糖や卵白などを混ぜて作ったアイシングを使ってデコレーションしたクッキーのことです。 クッキーに絵やメッセージを描いたり、デコレーションを施したものがアイシングクッキーです。
昨日のブログでもお話ししていましたが、「食からのアプローチ」の一つで、アイシングクッキーを学んでいるのですが、今年の春にアイシングクッキーの団体の認定講師として人に教えられるようになったので、当日の講師を務めさせていただきました。
はじめに、スタッフNより「おかえり」の紹介をさせていただた後、アイシングクッキー作りを。
私は着色にかぼちゃやビーツ、ほうれん草などの野菜パウダーを使用しています。
アイシングクッキーは、線を描くというイメージではなく、絞りながらアイシングを上に持ち上げ、ゆっくりと描きたい方向に置いていくので、その説明をして、あらかじめ輪郭を描いておいたくまの塗り潰しや縁取り、模様付けにも挑戦していただきました。
はじめは「けっこう難しい」と話されていた方もいらっしゃいましたが、皆さんコツを掴んで楽しんでおられました♪
皆さん、慎重に色を乗せて…しばし無言になる場面も。
中にはオリジナルの模様を作り始める人もいらっしゃいました💡

個性豊かなアイシングクッキーができました🐻

作り終えた後は、おいしいコーヒーを飲みながらいろんなお話をしました。
事前に作っていた「おかえり」のマスコットキャラクター「カエルン」のアイシングクッキーを、皆さんにお持ち帰りいただきました♪皆さん、「カエルン」が好評でうれしかったです( *´艸`)

これからも交流会を重ねながら、つながりを作っていきたいと思っています。
ご参加くださいました施設職員さん、ありがとうございました。皆さまと時間を共有できたことを、とてもうれしく思っています。
今後ともよろしくお願いします(^^)/
ふみ
「食からのアプローチ」のお話を
- 2024年10月25日(金)
こんにちは(*^^*)
今日のお昼頃、とってもきれいな青空でしたね☀
昨日のブログでも少しお話ししていましたが、「食からのアプローチ」ができるよう準備を進めています。
里親家庭や児童養護施設などを巣立ち、一人暮らしをしている人と関わる中で、仕事や学校と生活を両立していると食事の優先順位が低くなる、自炊した方がいいと思うけどなかなかできない…などという話を聞くことがあります。中には、体調を崩してしまうという人も…。
そこで、「食」という切り口から何かできることはないかなと準備を進めています。
食に関しての知識を伝えることはもちろん、「life café」(居場所)にて身体に良いものを食べながら、ほっこりしてもらえるといいなと思っています。
以前より、ニーズに合わせて、買い物をするところから料理を作ってみたり、一つの食材からいくつもの料理を作ってみたり、一から料理することが難しい人にはスーパーなどの総菜をいかにボリュームアップできるか、野菜を摂れるかをやってみたり…いろいろと工夫してやってみたものの、そもそも料理を作るパワーがない。時間がない、そんな声を聴くことがありました。
その声を聴いたときに、「life café」に来た人に身体に良いものを食べてもらえるようにしたいと思うようになりました。 “「life café」でご飯を食べたらなんか元気になる” そんなことを思ってもらえるといいな。そしてその中で料理に興味をもった人がいれば、一緒に作るなどできたらいいな。
その思いから、昨年から身体に良さそうなもの、ピンと来たもの…今のところ、「米粉パン」「アイシングクッキー(野菜パウダー使用)」「薬膳」「糀料理」を学んでいます。

何をするにも身体が資本。
できることから、一つずつやっていきたいと思っています。
ふみ
「丸紅基金 2024年度(第50回)社会福祉助成」に採...
- 2024年10月24日(木)
こんにちは(*^^*)
今日はあたたかい一日ですね。
今日は助成金決定のご報告を。
このたび、「丸紅基金 2024年度(第50回)社会福祉助成」に採択いただきました。
「おかえり」が採択いただいたのは、「居場所のキッチン備品・機器の購入」です。
「おかえり」には、敷地内に「life café」という居場所があります。一人暮らし用のシステムキッチンなどを設置して「おかえりサロン」を実施したり、希望者と料理の練習をしたりしています。
いろいろと活動する中で、利用する人が増えて現状の設備では対応が難しくなってきたこと、そして、現在「食からのアプローチ」ができるよう準備を進めている中で、キッチン設備を充実させ、より多くのニーズに対応していきたいと思ってました。
このブログで幾度となくお話してきた「30年後の未来」。
「里親家庭や児童養護施設などを巣立った人たちやその子どもたち、家族、里親、施設職員、地域の方々など、たくさんの方が弊法人に集まって、子どもたちが走り回っているのを大人たちはあたたかい目で見守っている。そして社会的養護が特別なことではなく、一つの形として社会の中に受け入れられ、笑顔が溢れている。そんなあたたかい未来をつくりたい」というもの。
その「30年後の未来」を見据えて、近い将来、地域に開かれ、誰でも利用できるカフェをつくりたいと考えています。その一歩として、「life café」にいつでも気軽に立ち寄れて、身体に良いものを食べることができ、明日への活力をつけることができる、そんな居場所としての環境を整えたいと考えています。
それに向けて、居場所のキッチンの備品や機器を充実させるための助成をお願いいたしました。
とてもとてもありがたいです。
「おかえり」だけでは難しいこと、でも多くのニーズにこたえたい。そんな思いを持っていたので、お力添えをいただけること、心より感謝しています。
これから大切に活用させていただきます。
NPO法人 おかえり
食料品の送付のお話を
- 2024年10月23日(水)
こんにちは(*^^*)
今日は変わりやすい天候ですね。
今日のブログでは、食料品送付のお話を。
食料品の送付は、里親家庭や児童養護施設などを巣立ち、一人暮らしをしている希望者へ定期的におこなっています。

この食料品の送付は以前よりニーズに応じておこなっていましたが、定期的に送付するようになったのは、新型コロナウィルス感染症が始まり、自由に外出ができなくなった頃でした。
定期的に面会していた人や「おかえりサロン」に来てくれていた人、仕事の休みに顔を見せに来てくれていた人…それまで当たり前に会えていたこと、できていたことができなくなり、私たちに何ができるのか日々考えていました。
そんな中、最初に取り組んだのがオンラインでつながることでした。
まずは、現状とニーズを把握しようと元々「おかえりサロン」などで顔を合わせていた巣立った人たちとオンラインで顔を合わせたのですが、画面越しに顔が見れたときの喜びはとても大きなものでした。
自由に外出できない、友人たちに会えない、孤独感・孤立感が大きい…そんな声を聴き、オンラインでの「おかえりサロン」を実施することにしました。
その数週間後、間もなくゴールデンウィークが始まるという頃に、食料品の送付をおこないました。届いた食料品を見てつながりを感じたり、ほっこりしてもらえたらいいなという思いからはじめましたが、送付後、いろいろとメッセージが届き、中でも「外に出れなくて孤独を感じていたから、とてもうれしい」という声が多くありました。
はじめは「おかえり」ができる範囲でおこなっていましたが、さまざまなご寄付や助成金をいただき、現在まで定期的に送付することができています。
食料品を送付するときに、イメージとしてもっているのは「実家からの贈り物」。
体に良さそうなものやすぐに食べられるもの、自分ではなかなか買えないような少しいいものを入れることも( *´艸`) 食料品には、それぞれに「おかえりポストカード」にお手紙を書いて同封しています。
食料品を送付するときや送付した後、巣立った人たちといろいろとやりとりをする中で、生活状況を確認したり、「実は…」と相談につながったりすることも少なくありません。
「いつでも連絡してね」と伝えていますが、自分から連絡することがなかなか難しい、ハードルに感じるという人もいるのではないかと感じています。そんな中で、この食料品の送付は本人が受け取りやすく、つながりやすい、そんな側面もあるように思っています。
さまざまな方にご協力いただきながら定期的におこなっている食料品の送付、これからも続けていけるといいなと思っています。
ふみ
「第3回 おしごとフェア」のご報告
- 2024年10月22日(火)
こんにちは(*^^*)
今日は風が強い日ですね。
いろいろと活動の報告などをしていきたいと思っています。
今日は「第3回 おしごとフェア」の報告を。
8月2日(金)、香芝市中央公民館にて、奈良県内の児童養護施設・里親家庭・ファミリーホームで暮らす中学生を対象に 「第3回 おしごとフェア」(主催:NPO法人 おかえり、共催:奈良県・奈良市、後援:公益財団法人 森田記念福祉財団)を開催しました。

この「おしごとフェア」は、中学生という早い段階から、「はたらく大人」と出会い、生き方・働き方に触れる機会があることで、自分の得意なことや苦手なこと、興味のある分野や苦手な分野に気付き、自分にあった進路や職業を見つけ、自分らしく生きることができるきっかけのひとつにするという趣旨で開催しています。
今回は6つの職業(美容に関わるしごと、製造に関わるしごと、食に関わるしごと、運送に関わるしごと、ITに関わるしごと、教育に関わるしごと)の方々に講師を務めていただきました。当日は33名の中学生が参加し、申し込みの際に第4希望までの希望を選んでもらって決定した3つの職業の話を聞いてもらいました。
当日の様子です。
オリエンテーション後、講師の方々にはそれぞれのブースで、参加した中学生に向けてお話をしていただきました。


講師の先生方には、「仕事の内容」「仕事に就いたきっかけ」「ある一日のタイムスケジュール」「その職業・職種のなり方(専門学校や大学に行く必要があるのか、流れ・道筋・資格など)」「楽しいこと、やりがい」「大変なこと、厳しいこと」をお話しいただきました。事前の資料作成や当日の話す内容など、中学生にわかりやすいよう工夫していただき、参加した中学生は、熱心に話を聞いたり、メモを取ったりする姿が見られました。
中学生からは、「みなさん自分の仕事にほこりを持っていて楽しそうでした。」「全ての職業で、メリット・デメリットが発表されているため安心できる。」「全部の職業の方がその仕事にやりがいを持って仕事できているからこそ良さが伝わってきたなと思った。」など、さまざまな感想をもらいました。
中学生という早い段階から、「はたらく大人」と出会い、生き方・働き方に触れる機会があることで、自分の得意なことや苦手なこと、興味のある分野や苦手な分野に気づき、自分に合った進路や職業を見つけ、自分らしく生きることができるきっかけの一つになればという思いから企画し進めている「おしごとフェア」。当日、全体の人数は73人となりました。
講師を務めてくださった先生方、共催いただき当日もスタッフとしてご参加された奈良県・奈良市の方々、計画段階から一緒に内容などを考え、つくってくださり、当日もスタッフとしてご参加された児童養護施設の皆さま、参加する中学生を引率された方々、そして助成いただきました公益財団法人 森田記念福祉財団さま…たくさんの人のつながりによって開催することができました。
中学生が「はたらくこと」を知るきっかけになれば幸いです。
皆さま、ありがとうございました。
ふみ
15年が経ちました。
- 2024年09月06日(金)
こんにちは(*^^*)
とてもとても久しぶりのブログとなりました。
今日は、私にとって特別な日。
「おかえり」を作ろうと決めた日です。
2009年9月6日。
今日でちょうど15年が経ちました。
15年。
これまで、毎年のように “〇年が経ちました” とお話ししてきましたが、15年を迎えた今日は、これまでよりも何か特別な気持ちがしています。
今から15年前の夏、私たち家族は、里親家庭や児童養護施設などを巣立った後の具体的なアフターフォローや社会的な支援がほとんどないことを知りました。
両親が養育里親を始める時から、高校卒業後には妹(里親委託児童、以下妹)たちが我が家を巣立っていくことは理解していましたが、巣立った後にも相談できる場所が当たり前にあるものだと思っていました。
そう思っていたからこそ、その現実・現状を知った時の衝撃はとても大きく、目の前で、当時高校2年生だった妹が「私どうしたらいいの」と泣き崩れていましたが何も言ってあげられませんでした。ただただショックで不安で。
そんな中で浮かんできたのは、「妹たちをたすけたい」という思いと、「安心して我が家を巣立たせてあげたい」という思い。
どうしたらいいのだろうと考えていたときに、父から「NPOを作ったら?」と言ってもらい、調べてみると、資格も資本金もいらない。「私でもできるわ!」と光が見えた気がしました。
妹たちにも話し、さらに設立に向けての気持ちは大きくなり、迎えた15年前の今日。後に初代副理事長を務めてくれた友人に背中を押してもらい、「おかえり」設立を決意しました。
当時思い浮かべていたのは、「30年後の未来」。
「里親家庭や児童養護施設などを巣立った人たちやその子どもたち、家族、里親さんや施設の方々、「おかえり」メンバーや地域の方々…たくさんの人が「おかえり」に集まって、子どもたちが走り回っているのを大人たちはあたたかい目で見守っている。そして、社会的養護が特別なことではなく、一つの形として社会の中に受け入れられ、笑顔が溢れている。そんなあたたかい未来をつくりたい。」
「好きなことしい、何かあったら絶対たすけるから」そう言える環境をつくりたい。そして、気兼ねなく、いつでも帰ってこれる居場所(心の拠り所)をつくりたいと動き出し、今日に至ります。
巣立った後、頼ることや帰ってくることに遠慮を口にしていた妹に、「おかえり」を作って「これがふみ姉の仕事やから」いつでも気兼ねなく帰ってきてね。そう言えるようにと思っていた当時。
あれから15年。
その言葉の通りになっていて、スタッフたちもいてくれて、どんな状況・状態でも何か力になれるようにと活動している…。
何もわからないまま動き出した15年前の自分が「今」の自分を見ると、きっとすごく驚くだろうな。
里親家庭や児童養護施設などで暮らす子どもたちや巣立った人たちとのつながりが少しずつ広がり、とてもとても多くのご縁に恵まれ、たくさんの方に支えていただき、思い描く未来へ向かって歩むことができています。皆さまに、心から感謝しています。
里親家庭や児童養護施設などで暮らす子どもたちが安心して巣立っていけるように。そして、巣立った人たちが自立し、安心して暮らせるように。
私にできること、「おかえり」にできること。
一歩、一歩、今出来ることを精一杯歩みを進めていきます。
皆さま、いつもありがとうございます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

ふみ
幸せの黄色いレシートキャンペーンのお礼
- 2024年05月10日(金)
こんにちは(*^^*)
今日は感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
毎月11日 は「イオンリテール株式会社」 の 「幸せの黄色いレシートキャンペーン」 の日です。
「幸せの黄色いレシートキャンペーン」 とは、「イオンリテール株式会社」 が地域への社会貢献活動を行う 「イオン・デー」 (毎月11日に開催) に、地域で活躍されている 「ボランティア団体」 などに対して、地域のお客さまとともに応援し、「イオンリテール株式会社」 がその活動に役立つように物品を持って助成されるものです。
「おかえり」 は、「イオンモール大和郡山店」 に登録させていただいています。
「イオンモール大和郡山店」 の店舗をご利用し、お客さまより善意で投函された黄色いレシートの合計金額の1%を団体活動に役立つ商品と交換していただけるというものですが、このたび、2023年度の上期・下期(4月~2月)併せて16,200円分のイオンカードをいただきました。
贈呈いただいたイオンカードは、里親家庭や児童養護施設などを巣立った人たちへの自立支援のために必要な物品と交換させていただきました。

その中には、グリルサンドメーカーとも交換させていただきました。
以前もグリルサンドメーカーを交換させていただき、「おかえりサロン」の際に、参加者とともにホットサンドやワッフルを作って楽しんでいましたが、参加人数が増えてきたこともあり、より多くの人と楽しめるようにと考えました。
ご協力くださいました皆さま、ありがとうございます。大切に活用させていただきます。
今後とも、どうぞよろしくお願いします。
ふみ