ハンドトリートメントでスキンシップ✋
- 2017年10月21日(土)
昨年12月に開設した「ファミリーホーム Cheerful」。
現在、6人の子どもたちが生活しています。
※「ファミリーホーム」とは:厚生労働省が定めた第二種社会福祉事業で「小規模住居型児童養育事業」を行う住居を「ファミリーホーム」といいます。
「ファミリーホーム」は、家庭環境を失ったこどもを里親や児童養護施設職員など経験豊かな養育者がその家庭に迎え入れて養育する「家庭養護」です。事業という言葉がつきますが、あくまでも養育者の家庭の中で、5~6人のこどもを預かり、こども同士の相互の交流を活かしながら、基本的な生活習慣を確立するとともに、豊かな人間性及び社会性を養い、将来自立した生活を営むために必要な知識及び経験を得ることに主要な目的があります。(「日本ファミリーホーム協議会」様HPより引用)
両親が「養育里親」として初めて里子を迎え入れて10年。
昨年12月に、「おかえり」の事業の一つとして「ファミリーホーム Cheerful」を開設しましたが、それまでの場所と人は変わることなく、それまで暮らしていた子どもたち、そして新たに迎え入れた子どもたちも一緒に生活を共にしています。
その子どもたちと過ごす夜のひととき。
「ハンドトリートメント」を一人ひとりにしています。
ハンドトリートメントは両手15分ほどかけてゆっくりと行うのですが、6人全員となるとたくさんの時間が必要。そこで、子どもたちと考え、片手ずつ行うことに。
「ハンドトリートメントしてもらったから、昨日よく寝れてん」「いい匂いする~」「気持ちいい」「今日学校でこんなことがあってん」など、トリートメントをしている間、思い思いにお話ししています。
「次、私ー!」と順番を待っている子どもたちも傍で見ています。
こうしたスキンシップの大切さや心地良さをさらに実感しています。
ふみ
「自立生活支援研修会」の事務局を。
- 2017年10月19日(木)
「おかえり」は今年度も「平成29年度 奈良県児童養護施設協議会 自立生活支援研修会(森田記念福祉財団助成事業)」の事務局をさせていただいています。
この研修会は、県内の児童養護施設で暮らす高校3年生を対象に、児童養護施設を巣立ったあとに困らないように、そして安心して巣立っていけるように様々なスキルを学ぶことを目的とした研修会です。
先日、奈良県児童養護施設協議会施設長会(代表者会議)に出席させていただき、内容が決定。
ビジネスマナーやSNS、金銭管理、身だしなみ、テーブルマナー等に加え、今年度は新たに薬育、スーツの着こなし講座、セルフマネジメントを加えました。
今日は午前中に「洋服の青山」さま、夕方に「奈良青年司法書士会」さまと内容の打ち合わせをさせていただきました。
いよいよ、今年度もはじまっていきます
ふみ
「ピーナツ収穫体験」を開催しました!🥜
- 2017年10月07日(土)
こんばんは
今日は午後から、“「ふるさと」プロジェクト!” を
“「ふるさと」プロジェクト!” とは…社会的養護の下で暮らしている子どもたちと、交流会を重ねながらつながりを作り、社会的養護の下を巣立った後も自立し、安心して暮らせるよう、子どもたちの「ふるさと」(心の拠り所)をつくろうというプロジェクトです。
おなじみの「おかえりファーム」にて、「児童養護施設 天理養徳院」「ファミリーホーム Cheerful」の子どもたちや職員の方々と、初めての「ピーナツ収穫体験」を開催しました
まずは、「おかえり」理事の神保より、「ピーナツ」の説明を
「落花生」の由来に、職員の方々から「おぉ~!」という声が。
ピーナツはお店で販売されているものしか目にしたことがなかったので、こうして生長するんだと驚くばかり。
「こんなにいっぱいピーナツついてるでー!」「一緒に引っ張ろう!」「取れたー!」あちこちから元気な声が聞こえてきます。
収穫している途中、草の間から出てきたバッタに喜ぶ子もいれば、驚く子も。
収穫したピーナツを集めて、茎と実を分けました。
収穫したピーナツは、洗って一人ひとりお土産に。
天理養徳院さまより差し入れにいただいたジュースを飲みながらほっこりと(●^o^●)
天理養徳院さま、ありがとうございました。
心配していた天候もなんとかもってくれて、貴重な収穫体験を実施することができました。
こうしたつながり作りをしながら、小さい頃から「おかえりがある」と身近な存在になるといいなと思います。
ご参加いただき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。
次回は来月、「さつまいも堀り&カレーライスパーティー」を計画しています(*^^*)
ふみ
「児童養護施設職員向け交流会②」のご報告!
- 2017年09月20日(水)
先週開催した「児童養護施設職員向け交流会②」のご報告を
「児童養護施設職員向け交流会」とは…
児童養護施設を退所した後も自立し、安心して暮らせるように。
そのために、まずは職員の方々に足をお運びいただき、「おかえり」や「with」を知っていただきたい。そして、職員の方々とつながり合える機会をもちたい。という思いから、昨年度より定期的に開催している交流会です。
今回は、「ルーシーダットン」インストラクターの杉山 恵子さんを招いて、「日々の疲れをほぐすルーシーダットン体験」
会のはじめに、「おかえり」についてご紹介しました。
杉山先生より、体をほぐす前にナッツのアロマを付けてくださいました。いい香り~
「ルーシーダットン」とは、サンスクリット語で
「ルーシー」=「仙人」
「ダッ」=「伸ばす」
「トン」=「自分」
という意味で、ヨガと違って、ポーズをキープしたり、瞑想を中心にせず、主に体をほぐす動きを中心にシンプルなポーズでできるヨガの一種だそうです
杉山先生の優しい声に合わせて、肩からゆっくりと体をほぐしていきます。
ヨガマットやバスタオルに座って本格的な姿勢や呼吸法を教えていただきました。
杉山先生の「上手です!」の声に励まされます( *´艸`)
腰の位置、顎の向き、手先や足の向き…呼吸全てに気を配って姿勢を正すと、普段使っていない筋肉が震える感じがしました。普段気づかないうちに、骨盤の歪みや日頃の姿勢の癖が体の痛みや違和感になっていたことを実感。
最後は寝転がってリラックスしながら使った体を伸ばしました。
そして、座った姿勢でフィニッシュ。
深呼吸を繰り返していると、日頃いかに呼吸が浅くなっていたかを実感。
全身の力が抜け、心も体も清々しい気持ちになりました(≧▽≦)
終了後、お披露目も兼ねて「life café 」に移動。
講師の杉山先生や参加された職員の方々といろんな話に花を咲かせました
素敵なレクチャーをしてくださいました杉山先生、ありがとうございました。
ご参加くださいました職員の皆さま、ありがとうございました。
皆さんと時間を共有できてうれしかったです。
今後ともよろしくお願いします(^^♪
ふみ
「おかえり」
- 2017年09月12日(火)
先日のブログで、我が家を巣立った妹が帰って来ていたお話をしていました
その次の日、そして先ほどと、それぞれ違う妹たちが帰って来ていました。中には、家族と一緒に帰ってきた妹も。
「ただいま~!」の声に、うれしそうに玄関へ駆けつける子どもたち。「大きくなったなぁ」と帰って来た妹に声をかけられ、笑顔を見せていました。
ここのところ、よくお話ししていますが、「おかえりをつくろう!」と思い立った8年前、不安を感じていた妹の姿を見て強く思っていたことがあります。
「安心して我が家を巣立っていけるようにしてあげたい」
そう思った時に、何かあってから動くんじゃなくて、どんな状況・状態でも何か力になれるように環境を整えたい。大丈夫だと本人が思えるようにしたい。と考えていました。
その実現に向けて、実際にすでに活動しておられる他府県の先輩団体や県内の児童養護施設等へ訪問し、何が必要か、どんなニーズがあるかを教えていただいて備えようとしました。
あれから8年。
多くの方とつながり合いながら活動する中で、こうして元気な妹たちの姿を見れることを、そして「おかえり」と迎えられることをうれしく思っています。
さて、今日は午後から「児童養護施設職員向け交流会」を開催します!
心配していた天候もなんとか…。
ご参加される方々と実り多い時間を過ごしたいと思います╰(*´︶`*)╯
ふみ
出会って10年の妹と。
- 2017年09月09日(土)
今日は我が家に巣立った妹が
久しぶりにゆっくりといろんな話をしました
この妹とは、出会って10年になります。
当時の話をし始めると、出てくる出てくる
途中途中で爆笑しながら、思い出話に花を咲かせていました
最近模様替えをした「おかえり事務所」や相談室、家具などが揃ってきた「life café」の中に入ると「すごいなぁ」「うわあ、すごいな」と、とにかくすごいすごいのオンパレード
感動しっぱなしの妹に、「そんなに」と驚く父と私。
10年前に我が家へやってきた妹は、8年前に「おかえりをつくろう!」と思い立った時からの動きを見てきたので、「こうやったよなぁ」「そうそう!」と思い出話が尽きません。
8年前、里親家庭や児童養護施設等を巣立った後の具体的なアフターフォローや社会的な支援がない現実を知った頃、妹たちに聞いたことがあります。
「巣立った後、何かあったら言う?」
その時に返ってきたのが、「言いたいけど、言えへんかもしれへん」という言葉でした。
自分が巣立ったら、我が家には新しい里子がやってくる。きっとみんな私にしてくれたみたいにその子らにするやろう。そしたら忙しいやろうからと。
「私が “おかえり” をつくって、“これがふみ姉の仕事やから” って言ったらどう?」「それはうれしい」このやりとりから動きだした当時のことを思い出していました。
「好きなことしい。何かあったら絶対たすけるから」そう言える環境をつくりたい。
「気兼ねなくいつでも帰ってこれる居場所(心の拠り所)」をつくりたい。
さぁ、“一歩、一歩、今出来ることを精一杯” 努めていこう。
ふみ
大きくジャンプする準備を。
- 2017年09月08日(金)
こんにちは(*^^*)
なんだか調子が良くない。
なんだか元気が出ない。
何か大きな変化がある前にやってくる現象です。
以前は、そんな現象も「気のせい」と思い込んで走っていたように思いますが、そのパターンに気づいてからは味わうようになりました。
「大きくジャンプする前には低く屈む」と言いますが、そういう時期なのかなぁ~と受け入れられるようになってから、随分楽になったように思います。
今年度も下半期に入る手前。
さぁ、低く屈んで大きくジャンプする準備をしよう。
ふみ
交流会の準備中!
- 2017年09月07日(木)
来週、12日(火)に「児童養護施設職員向け交流会」を開催します
児童養護施設を退所した後も自立し、安心して暮らせるように。
そのために、まずは職員の方々に足をお運びいただき、「おかえり」や「with」を知っていただきたい。そして、職員の方々とつながり合える機会をもちたい。という思いから、昨年度より定期的に開催している交流会です。
今年度2回目の開催
今回は、職員の方々と体を動かしたいと思っています(^O^)/
実り多い交流会となるように、準備を進めています
ふみ
8年が経ちました。
- 2017年09月06日(水)
本日、「おかえりをつくろう!」と思い立って8年が経ちました!!!
いつも「おかえり」の活動にご理解やご協力、ご支援いただき、心より感謝申し上げます。とてもうれしく思っています。
今から8年前の夏休みも後半に差し掛かった頃、私たち家族は、里親家庭や児童養護施設等を巣立った後の具体的なアフターフォローや社会的な支援がない現実を知りました。
両親が養育里親を始める時から、高校卒業後には妹たちが我が家を巣立っていくことは理解していましたが、巣立った後にも相談できる場所が当たり前にあるものだと思っていました。そう思っていたからこそ、その現実・現状を知った時の衝撃はとても大きくて、目の前で当時高校2年生だった妹が「私どうしたらいいの?」と泣き崩れていましたが、何も言ってあげられませんでした。
それから数週間後の2009年9月6日。
「好きなことしい、何かあったら絶対たすけるから」そう言える環境をつくりたい。そして、気兼ねなく、いつでも帰ってこれる居場所(心の拠り所)をつくりたいと動き出し、今日に至ります。
当時思い浮かべていたのは、このブログでもよくお話ししている「30年後の未来」。
「里親家庭や児童養護施設等を巣立った人々やその子どもたち、「おかえり」メンバー、地域の方々、、、たくさんの人が「おかえり」に集まって、子どもたちが走り回っているのを大人たちはあたたかい目で見守っている。そして、社会的養護を特別なことではなく、一つの形として社会の中に受け入れられ、笑顔が溢れている。そんなあたたかい未来を作りたい」
あれから8年。多くの方々とのご縁に恵まれ、お力を賜りながら、本日まで活動を続けることができたことをとてもありがたく感じています。本当にありがとうございます。
里親家庭や児童養護施設等で暮らす子どもたちが夢や希望をもって巣立っていけるように。そして、巣立った人たちが自立し、安心して暮らせるように。
本日からまた「おかえり」メンバー、「自立サポートセンター with」スタッフ、「ファミリーホーム Cheerful」スタッフとともに、「一歩、一歩、今出来ることを精一杯」と歩みを進めていきますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
ふみ
掲載いただきました。
- 2017年09月05日(火)
8月22日に開催しました「流しそうめん」
当日ご参加いただいた、児童養護施設 天理養徳院さまのホームページに当日の様子を掲載いただきました
ありがとうございます(*^^*)
こちらこそ、いつもありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします!
NPO法人 おかえり