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自立援助ホーム

2010年07月07日 

こんばんは星

 今日は、7月7日。七夕ですねキラキラ

 本日20時より、NHK教育テレビの福祉ネットという番組で、自立援助ホームについて放送されることを教えていただき、家族で見ました。

 大分県の《自立援助ホームふきのとう》さんの様子を30分に渡って特集されていました。

 以前、ブログの中でも、自立援助ホームについて勉強していくと書きました。
 自立援助ホームについての書籍やネットで知識は入れてきたものの、実際に現場での様子を見させていただくのは初めてです。

 いろんな理由から自立援助ホームにやってくる人々。
 その人々に真心を込めて、生活を共にしていらっしゃるご夫婦。

 番組の中では、巣立っていくある青年にスポットを当てられていました。

 巣立っていくことに大きな大きな不安を抱いている青年。
 巣立っていく日が近づくにつれ、その不安はさらに大きなものとなっていきます。

 その様子は見ている私にも伝わってきます。

 そんな青年に何か出来ることはないか。

 ご夫婦が考えられたのは、徹夜で作ったホームで過ごした5年間の写真や思い出がたくさん入ったDVDのプレゼント。 ホームのみんなでの鑑賞会です。

 「懐かしいね」 「覚えてる?」 

 とても和やかな雰囲気です。

 鑑賞会が終わった後、ご夫婦が、「ここは、お家なんだから何かあればいつでも帰っておいで」 と、おっしゃっていたのが印象的でした。

 そして、巣立っていく日の前夜。
 
 いつもは早朝の仕事のため早く寝る青年が、最後まで食卓に残り、ご夫婦に感謝の思いを伝えます。そして、最後に、

 「行き場がなくて困っている人がいればここを紹介したいなぁ~」

 と、穏やかに言っていました。

 ホームのすべてを物語っているような言葉でした。

 心を込めて、一緒に悩んで考えて自立を目指して、そして巣立つ前日にこの言葉をもらう。どれだけうれしいことでしょう。 感動しました。
 

 その青年が巣立っていった後、ご夫婦がおっしゃっていました。

 「10数年傷を抱えてきた人が、ここで過ごす数年の生活の中で、すべての傷を癒すのは不可能。それでも、世の中にたった一人でも心から信頼できる人がいれば、ずっとつながっていける。社会の中で生きていける」

 ふみ

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