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法人設立13周年を迎えました。
本日、2023年5月19日、NPO法人 おかえりは法人設立13周年を迎えました。
我が家にやってきた妹(里親委託児童)との出会いから生まれたこの活動。多くの方に教えていただき、学ばせていただきながら今日まで歩みを進めることができました。
「おかえり」に関わるすべての方に心より感謝申し上げます。皆さま、いつもありがとうございます。
「おかえり」が目指す「30年後の未来」。
「里親家庭や児童養護施設等を巣立った人たちやその子どもたち、家族、里親さんや施設の方々、「おかえり」メンバーや地域の方々・・・たくさんの人が「おかえり」に集まって、子どもたちが走り回っているのを大人たちはあたたかい目で見守っている。そして、社会的養護が特別なことではなく、一つの形として社会の中に受け入れられ、笑顔が溢れている。そんなあたたかい未来をつくりたい。」
「おかえり」の活動を始めた頃、里親家庭や児童養護施設等を巣立った人たちの自立を考えた時、真っ先に浮かんだのが、「居場所」「心の拠り所」「絶対的な安心感」というキーワードでした。活動する中で、それに加えて、「変わらない人、変わらない場所」が必要だと思うようになりました。
何かあった時や困った時に「おかえり」があるという心の拠り所、いつでも「ただいま」と帰れる場所、どんな時でも「おかえり」と迎えてもらえる居場所の一つとして機能すること、そして、「おかえり」に言えば大丈夫。「おかえり」に行けば何とかなる。そう思える絶対的な安心感を得られることで、里親家庭や児童養護施設等を巣立った後も自立し、安心して暮らせる環境を整えていけるのではないかと考えています。
心の拠り所があることで、心が安定し、自分の好きなこと、興味のあることを我慢したり、諦めたりすることなくチャレンジすることができると考えます。楽しい未来、楽しい毎日を心から楽しく、そして幸せに暮らしてもらいたい。これが「おかえり」の原点であり、原動力、そして願いです。
これまで、日々模索しながら、今できることを精一杯と活動を進めてきました。
その日々が積み重なって13年という時間が経ちました。目指す「30年後の未来」まであと17年。
今後も里親家庭や児童養護施設等、行政機関、関係機関、企業、地域の方々と一緒に、そして何より里親家庭や児童養護施設等から巣立つ・巣立った人たちと一緒に歩みを進めていきたいと考えています。
皆さま、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
ふみ