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水
こんばんは
ある文章をまたまた見つけたので紹介します。
『水』
久しぶりの大掃除
床も窓ガラスもピカピカになった。
見ればバケツの水はどろどろだ
汚い水は 庭をめがけて捨てました
「ああ 奇麗になった ごくろうさん」
お礼は人に言いました
しかし 一番働いたのは
ほんとは
水
ではないでしょうか?
清らかな自らの生命をなげうって
奇麗にするため 自分をにごして泥海に・・・・・・
だのに少しもお礼は言われない
お礼どころか
「汚い水」 と 悪口言われ
それでも少しも怒らない
その上パッと捨てられた
それでも不平を言わず
しかも進んで庭の埃を押さえて
まだその上に、自分に悪口言ったり
捨てたりしている人たちの
なお住み心地よいようにと努力して
さらに余力を伸ばして
庭の樹木の潤いとなった
なんと尊いことだろう
なんと大きく なんと広い
水の心か
ふみ