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シンポジウムに参加しました

2011年06月25日 

こんばんは。

本日、【子どもシェルターののさん設立記念シンポジウム 「すべての子どもたちをつつむ陽だまりに 子どもシェルターの挑戦」】 が、京都市の 「ひと・まち交流館京都」 で開催されました。

数日前にある方からこのシンポジウムの開催をご案内いただき、参加してきました。

子どもシェルターとは、「家に帰りたくても帰れない」 「今晩安心して眠る場所がない」 子どもたちに対して衣食住を提供する施設です。
家庭内で適切な養育を受けることができなかったり、虐待を受けたりして、逃げ出さざるを得なかった子どもたち。施設から自立をめざすも失敗し、帰るところがない子どもたち。複雑な生育環境を経て非行に陥り、少年院で教育をうけたあとも、仮退院後の行き場が見つからない子どもたち。彼ら、彼女らは深く傷つき、日々不安におびえながら、もがき苦しんでいます。こうした、緊急に援助が必要にもかかわらず、児童養護制度・少年司法制度などの隙間に落ち込んでしまう子どもたちを救うための場所です。子どもたちは子どもシェルターでしばらくの間、羽を休め、次の生活場所を探し、自立に向けての力を蓄えます。また、1人ひとりに担当弁護士がつき、あらゆる場面で子どもたちの権利を守って活動されています。

シンポジウムは、日本で初めて子どもシェルターを開設された、東京の「社会福祉法人カリヨン子どもセンター」 理事長 坪井 節子さんの基調講演や全国の子どもシェルターの方々による座談会、また、日本舞踊やライブペイントなど、盛りだくさんな内容でした。

以前より、東京の 「社会福祉法人カリヨン子どもセンター」 さんのホームページなどを拝見し、是非一度お話をお伺いしたいと思っていたので、今日のシンポジウムを楽しみにしていました。

基調講演では、弁護士として子どもたちと出会い、その関わりからシェルター開設に至った経緯、シェルターの様子など、ありのまま、お話しくださいました。

「生きていていい。ありのままでいい」 「一人ぼっちじゃない」 「あなたの人生はあなたが歩いて行くんだよ。あなたしか歩いていけないんだよ」 この三本柱を立てていくことで歩いて行ける。
シェルターでの生活の中で、いろんな試し行動をしながらも、「ふっと心を開くときがくる」 それがとてもうれしく、子どもたちからエネルギーをもらう。子どもたちのおかげで生かされている。

そうお話くださる姿に深く感銘を受けました。

今日、参加できて本当によかった。
シンポジウムの開催をご案内くださいましたMさん、ありがとうございました。

夢をもち、「おかえり」 にできること、一つひとつしていきたいと思います。

ふみ

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