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9年。

2018年09月06日 

こんにちは(*^^*)

本日、「おかえりをつくろう!」と思い立って9年が経ちました。
いつも「おかえり」の活動にご理解やご協力、ご支援いただき、心より感謝申し上げます。とてもうれしく思っています。

 

今から9年前の夏休みも後半に差し掛かった頃、私たち家族は、里親家庭や児童養護施設等を巣立った後の具体的なアフターフォローや社会的な支援がない現実を知りました。

両親が養育里親を始める時から、高校卒業後には妹たちが我が家を巣立っていくことは理解していましたが、巣立った後にも相談できる場所が当たり前にあるものだと思っていました。そう思っていたからこそ、その現実・現状を知った時の衝撃はとても大きくて、目の前で当時高校2年生だった妹が「私どうしたらいいの?」と泣き崩れていましたが、何も言ってあげられませんでした。

 

それから数週間後の2009年9月6日。

「好きなことしい、何かあったら絶対たすけるから」そう言える環境をつくりたい。そして、気兼ねなく、いつでも帰ってこれる居場所(心の拠り所)をつくりたいと動き出し、今日に至ります。

 

当時思い浮かべていたのは、「30年後の未来」。

「里親家庭や児童養護施設等を巣立った人々やその子どもたち、「おかえり」メンバー、地域の方々、、、たくさんの人が「おかえり」に集まって、子どもたちが走り回っているのを大人たちはあたたかい目で見守っている。そして、社会的養護を特別なことではなく、一つの形として社会の中に受け入れられ、笑顔が溢れている。そんなあたたかい未来を作りたい」

 

あれから9年。 

これまでにないほど穏やかな気持ちでいる自分がいます。

9年前には想像もしていなかった「今」。「おかえり」の活動をしていなかったらまた違った生き方をしていたかもしれません。
「おかえり」の活動を通して経験したこと、感じた想い。たくさんのご縁に恵まれ、こうして歩んでこれてよかったなと今改めて思います。そして今、原点に返ったように感じています。

 

里親家庭や児童養護施設等で暮らす子どもたちが夢や希望をもって巣立っていけるように。そして、巣立った人たちが自立し、安心して暮らせるように。

本日からまた「おかえり」メンバー、「自立サポートセンター with」スタッフ、「ファミリーホーム Cheerful」スタッフとともに、「一歩、一歩、今出来ることを精一杯」歩みを進めていきますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

ふみ

 

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