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2021年もよろしくお願いいたします。

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

 

「NPO法人 おかえり」、「自立サポートセンター with」は今日が仕事始め。
年末は大掃除を、そして年始はゆっくりと過ごしました。
「ファミリーホーム Cheerful」の子どもたちと「こんなにゆっくり過ごすお正月は初めてやなぁ~」と言いながら、おいしいものをたくさん食べたり、昔ながらの遊びをしたり、充実した時間を過ごしました。

 

さて、昨年は「おかえり」がNPO法人格を取得して10周年を迎え、「30年後の未来」を見据えて、次の10年をどう歩んでいくか考えていた一年でした。

新型コロナウィルス感染症の感染防止のため、これまで当たり前にできていたイベント等がすべて中止となった反面、新たな方法でできるようになったこともあり、さまざまな可能性を踏まえこれからの歩み方について考える機会も多々ありました。

 

今年は、活動を一つひとつ見直し、「おかえり」や「with」ができること、求められていること、やりたいことを整理し、一つひとつ取り組んでいきたいと思っています。

 

今年やりたいこと。

〇現在製作中の奈良県内の児童養護施設や里親さん、こども家庭相談センター(児童相談所)を対象とする「情報共有システム」の構築。
今年度中に完成予定です。今年はその中身の充実をしていきたいと思っています。

〇「はたらくトータルサポート」を形にする。
「はたらく」ことを知る機会や「どう生きていきたいか」考える機会などの提供をしていきたいと思っています。

〇「ライフストーリーワーク(生い立ちの整理)」の実施。
現在、巣立った人に実施しています。生い立ちを整理する中で、揺れたりしんどさを感じたりする場合があります。そんな時にどうフォローできるか。里親家庭や児童養護施設等で暮らしている時に実施する場合は施設等やこども家庭相談センターがチームとなって実施できるのですが、巣立った人へ実施する場合は難しさもあります。実施することで考えられるリスクに対しての対処法を考えた上で、実施しています。

〇活動の報告会を何らかの形で開催できたらいいな。
いつも「おかえり」の活動を理解し、協力し、支援してくださっている方々に、より深く活動を知っていただく機会を設けたいと考えています。

〇活動によっては地域との連携も視野に入れていきたい。
活動を始めて11年になりました。これまで多くの方とのご縁に恵まれました。ありがとうございます。
活動によっては、地域の方々や団体さまのお力を貸していただきながら、子どもたちや巣立った人たちとのつながり作りをしていきたいと思っています。

〇相談件数の増加による相談体制の強化。
年々増加している相談件数。相談体制を強化し、つながりを大切にしながら子どもたちや巣立った人たちが安心して暮らせるよう努めていきたいと思っています。
「一人とつながれば誰かをたすけることができる。」活動を始めた頃から思っています。

やりたいことを挙げ出すとどんどん出てきますが、一つひとつ丁寧に。

 

里親家庭や児童養護施設等で暮らす子どもたちが安心して巣立っていけるように。そして、巣立った人たちが自立し、安心して暮らせるように。

この一年もつながりを大切に、一歩、一歩、今出来ることを精一杯務めてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。

 

皆さまにとって、最良の年となりますよう心よりお祈り申し上げます。

 

2021年1月5日
NPO法人 おかえり
理事長 枡田 ふみ

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