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「第13回 NPO法人 おかえり 講演会」のご報告②
講演会では、はじめに理事長挨拶と活動紹介として、私より皆さまへの感謝の気持ちと「おかえり」設立の経緯、活動についてお話ししました。
「おかえりをつくろう」と活動を始めて14年半が経ち、法人設立より5月で14周年を迎えます。
これまでの活動、現在の状況、4月から特に力を入れていくこと、その先に見据えていること、そして活動を始めた頃より思い描いている「30年後の未来」について、プロジェクターをご覧いただきながらお伝えしました。
そして、 奈良県こども家庭課より、行政説明「奈良県における子どもたちへの支援について」をしていただきました。
パワーポイントを用いて、「児童虐待について」「社会的養護」「ケアリーバー」「自立支援」の4つについて、それぞれの説明や実態、全国と奈良県の対比、今後の自立支援についてお話しいただきました。ご参加いただいた方々からは、「全国と奈良の比較もわかりやすかった」「説明者の思いが伝わった」などの感想をいただきました。
基調講演「未来に向け、子どものよりよい環境を考える」と題して、新島学園短期大学コミュニティ子ども学科 准教授 草間 吉夫さまより、ご講演をいただきました。
自立とは何か、自立に必要な支援について、欧米との比較などのお話を、初めて社会的養護を知る方にもわかりやすくお話しされ、生い立ちを含めたご自身の経験やそのときどきの感情や思い、周りの方との出会いを通して歩んで来られたこれまでの道のりをお話しいただきました。
ご参加いただいた方々からは、「自立に必要なのは自己実現を図ることというお話にとても感銘を受けた」「草間さんの人柄をふまえて、当事者の視点、学識者の視点を反映して体系的に理解することができた」「与えられた環境で知恵を絞り出すということ、自分にもできると思った」などの感想、中には「「おかえり」創立の時、お話きかせていただき、14年振りにお聞きする事が出来て感謝しています」という感想もいただきました。
→「第13回 NPO法人 おかえり 講演会」のご報告③に続きます。
ふみ