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「情報共有システム」構築に向けて
こんにちは。
新型コロナウイルス感染症の感染者数が減ってきていますね。
「新しい日常」「新しい生活様式」という言葉がよく聞かれる中で、これからコロナウイルスとの共存をどうやっていくか考えています。
先週のブログで、今年度進めていくことについて、いろいろとお話ししていければと話していました。
今日はその中の一つの活動紹介と報告をしたいと思います。
今年度、奈良県共同募金会さまの「令和元年度(令和2年度実施)奈良県共同募金助成金」を交付いただきました。
助成決定いただいた事業は、「児童養護施設等情報共有システム構築事業」です。
この情報共有システムは、里親さんや児童養護施設等を介して閲覧可能とする情報共有システムを構築し、地域生活を始める上で必要なことや「はたらく」こと等の情報を共有し、里親家庭や児童養護施設で暮らす子どもや巣立った人を支える仕組み作りをすることを目的としています。
この情報共有システムができることで、巣立ちを控えた子どもたちがどこで生活していたとしても、巣立つまでに必要なことを知る機会をもつことができるとともに、自分の未来ビジョンが具体的にイメージできることで、今やることが明確となり、生きやすさにつながることが期待できる。また、情報共有のツールとして機能することで、連携がより強化され、子どもたちが安心して巣立ち、巣立った後に困った時にはいつでも里親さんや児童養護施設を頼れる仕組みをみんなで作っていくという思いも共有されることが期待できると考えています。
元々は数年前に、職場見学や体験、求人が検索できる独自のシステムをつくることはできないかと模索していたところからの活動。
想いや考えを紙にしたためては、児童養護施設等の施設長や職員の方々に現場のニーズを伺いながら、必要なことや使いやすい形を目指してきました。
ようやく目指す形が見えたところで、奈良県共同募金会さまより助成金を交付いただけることになり、いよいよ今年度完成に向けて進み始めました。
奈良県共同募金会さま、ありがとうございます。
完成に向けて、まだまだ考えることはたくさんありますが、里親家庭や児童養護施設で暮らす子どもや巣立った人、里親さんや児童養護施設等職員の方々が使いやすいものとなるように、さまざまな方に相談させていただきながら進めていきたいと思っています。
ふみ