思い描いている「おかえり」のかたち。
- 2021年10月02日(土)
こんにちは(*^^*)
今日はいいお天気☀ 清々しい秋晴れですね( *´艸`)
今年度も早いもので半分が経過しました。
この半年は、「おかえりをつくろう!」と動き出した12年前から思い描いている「おかえり」のかたちへと、これまで以上の速さでグググ~~~と近づいたように感じています。
それは「おかえり」の中で、「おかえり」のこれからについて、これまで以上に具体的にイメージを共有できたことが大きいからだと思っています。
さまざまな活動や「おかえり」についてなど、「おかえり」に関わるありとあらゆることを、そのつど共有しているのですが、その中でも「おかえり」とはというイメージが共有され、同じ未来を見て歩んでいることにとても心強さを感じています。
私たち「おかえり」が思い描いている「おかえり」のイメージは、「第二・第三の実家のような存在」。
「第二・第三の実家のような存在」・・・。
どのようなものを想像されるでしょうか。
「おかえり」が思い描いているものは、里親家庭や児童養護施設で暮らす子どもたちや巣立った人たちが、何かあったときはもちろん、何もなくてもフラっと立ち寄れる、ただ来てもいい、ただいてもいい。そんな居場所でありたいと思っています。
「おかえり」に行けば、いつもの人がいて、その日の気分で選んだマグカップにおいしいコーヒーを入れてもらい、手作りのお菓子を食べながら、いろんな話をする。
その中で、困りごとなどが出てくれば、「自立サポートセンター with」に相談できる。
そして、明日への活力をつけて「また来るわ~」とそれぞれの地域へと帰っていく。そんなイメージ。
楽しい未来、楽しい毎日を心から楽しく、そして幸せに暮らしてもらいたい。
これが「おかえり」の原点であり、原動力、そして願いです。
ふみ
「令和3年度 赤い羽根共同募金運動オープニングセレモニ...
- 2021年10月01日(金)
こんにちは(*^^*)
本日、近鉄奈良駅行基広場にて、「令和3年度 赤い羽根共同募金運動オープニングセレモニー」が開催されました。
そのセレモニーの中で、共同募金助成団体による『ありがとうメッセージ』の発信として、お話をさせていただきました。
以前のブログでもお話ししていた、里親家庭や児童養護施設と、私たち「おかえり」とで生活・就学・就労の情報を共有する「情報共有システム」。
[参考までに。「情報共有システム」構築に向けて(2020.5.27)]
この情報共有システムを活用し、里親家庭や児童養護施設で暮らす子どもたちがどこで生活していたとしても安心して巣立ち、困ったときには頼れる仕組みとして機能し、彼らが自分らしく生きることができる環境を整えていきたいと思っています。
この取り組みができましたのも、共同募金のご支援のおかげです。
里親家庭や児童養護施設で暮らす子どもたちや巣立った人たちの自立の力になっていただき、感謝しています。
そして、ご協力くださいました皆さま、ありがとうございます。
ふみ
広がっていくといいなぁ。。。
- 2021年09月14日(火)
こんにちは(*^^*)
ここのところ、新しい出会いをいただく機会に恵まれています。
先月、はじめてお会いした方との会話の中で、「おかえり」の活動について少しお話ししました。
そして先日再びその方とお会いした際、開口一番に「先月ふみさんとお話しした後、いろいろと考えていたんです」と言ってくださいました。
今何かできることはないのかな、近い将来こんなことができたらいいな・・・など、さまざまなことをお話しされ、とても励みになりました。
「おかえり」は、「社会的養護を必要とする子どもたちや支援する人々が繋がりあうことを促進し、子どもたちが里親家庭や児童養護施設等を巣立った後も自立し、安心して暮らせるよう援助・支援すると共に、社会的養護に関心をもち行動する人を増やすことに寄与することを目的とする」この目的のもと活動しています。
里親家庭や児童養護施設等で暮らす子どもたちが安心して巣立っていけるように。そして、巣立った人たちが自立し、安心して暮らせるように。一人でも多くの方に知っていただき、あたたかい人の輪が広げていきたいと思っています。
里親家庭や児童養護施設等を巣立った人たちは、巣立った後それぞれの地域で生活を営んでいきます。その地域で彼らが生きやすいように。
日々そう思いながら歩みを進めている中で、うれしいひとときでした。
こうして、あたたかい人の輪が広がっていくといいなぁ。。。
ふみ
12年。
- 2021年09月04日(土)
こんにちは(*^^*)
「おかえりをつくろう!」と思い立ったのが2009年9月6日。
このブログの中でも毎年のように、1年経った、3年経った、5年経った・・・とお話ししてきましたが、12年。
うゎーあれから12年経つんだなぁと、時間の長さを感じています。
妹(里親委託児童)との出会いから生まれた「おかえり」。
妹との出会いがなければ、なかったかもしれない。そして、私自身も全く違う人生を歩んでいたかもしれない。そう思うと人と人との出会い、ご縁ってすごいなぁ。
ここのところ、人との出会いをいただく機会に恵まれています。ありがたい。
そして、その出会いに中で、この12年間の活動や私自身の生い立ちに触れることも多く、振り返り整理する機会をいただいているようにも感じています。
安心して巣立っていけるように。そして、いつでも気兼ねなく帰って来れるように。
そんな思いから始めたこの活動。イメージとしては、第2・第3の実家のような存在。
変わらない人、変わらない場所があり、いつでも気軽に立ち寄ることができ、そこではホッと肩の力を抜いて過ごすことが出来る。しんどい時や困った時はもちろん、うれしいこと、楽しいことがあった時も「ちょっと聞いて~」と話せる。
そんな心地良い居場所の一つになるといいなと歩みを進めてきました。
今日は里親家庭や児童養護施設等を巣立った人と話す機会がありました。
出会った日のこと、これまでのこと、がんばったよ!ということ、これからのこと・・・いろんな話をしました。
これまでの12年間、平坦な道ではありませんでしたが、今こうしてつながっていること、一緒に考えられること、応援できること、とてもうれしく、「おかえり」の活動をやってきてよかったなぁと思っています。
これまでさまざまな方に教えていただき、学ばせていただきながら今日まで歩みを進めることができました。
「おかえり」に関わるすべての方に、心より感謝申し上げます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
ふみ
やり取りの中で
- 2021年08月31日(火)
こんにちは(*^^*)
先ほど、里親家庭や児童養護施設等を巣立った人とやり取りを。
「with」とつながって1年半ほど。
定期的に現状の整理と今後について一緒に考える機会をもっています。
先ほどのやり取りの中で、現状の報告とともに、こちらの体調などを気遣ってくれる場面も。
あぁ、うれしいなぁ。ありがとう。
彼らにとって「おかえり」は、いつでもそこにいる、いつでもそこにある存在の一つになるといいな。そして私たち「おかえり」は、いつでもここにいる、いつでもここにある、そんな存在でいたいなと思います。
ふみ
「おかえりサロン」を開催しました!
- 2021年08月28日(土)
こんにちは(*^^*)
先ほど、「おかえりサロン」を開催しました🐸
月に一度の「おかえりサロン」。
現在はオンラインで開催しています。
今回は、開始直後から参加してくれた人たちがいて、いろいろな話に花を咲かせていました(*´▽`*)
定期的に、一人暮らしをしている希望者へ食料品等を送付しているのですが、そのお礼を伝えてくれる人もいました。送付した食料品等について、「あれがすごくおいしかった!」と一人が話すと「あぁ、あれはめっちゃおいしかった」と盛り上がっていて、リクエストも聞かせてもらったので、今後の参考にしようと思っています( *´艸`)
サロンの中で、昨年4月に予定していたお花見が、新型コロナウィルス感染症の影響で中止になったことも話題にあがり、「次の春には実現したいなぁ」と楽しみもできました。
まだまだ直接集まることが難しいですが、オンラインでの「おかえりサロン」や食料品等の送付などを通して、つながりを大切にしていきたいと思っています。
参加してくれてありがとう!
また来月もよかったら参加してね。たくさん話しましょう\(^o^)/
ふみ
「はたらくトータルサポート」、進んでいます。
- 2021年08月27日(金)
こんにちは(*^^*)
今日も暑いですね☀
昨日は、月に一度の運営委員会を開催しました。
新型コロナウィルス感染症の感染者数が増加傾向のため、オンラインでの開催。
昨日の議案は5つ。
その中でも特に、「はたらくトータルサポート」について、この一か月の活動報告と今後の展開を話し合いました。
「はたらくトータルサポート」が進み始めたことで、「おかえり」メンバーの中でも動きがより活発になってきました。
先日のブログでもお話ししていた「はたらくトータルサポート!」。
現在、里親家庭や児童養護施設等からいくつかニーズをいただいていて、その調整などが進んでいます。
ご協力くださる企業さまも少しずつ増えていて、とてもありがたいです。
里親家庭や児童養護施設等を巣立った人たちが自立し、安心して暮らせるように。
そのために、里親家庭や児童養護施設等で暮らしているときから・・・できるだけ早い段階から、さまざまな大人と出会う機会を提供する「ライフカフェ」、働く大人と話し、はたらくことを知る機会を提供する「ワークカフェ」、そして職場見学の実施をニーズに応じてすぐに対応できる仕組みをつくりたい。子どもたちに「はたらく」ことをイメージできる機会を提供し、自分の将来設計を可視化しやすくし、自分に合った職業を見つけて自分らしく生きることができるきっかけ作りをすることが、安心して暮らせる一助になるのではないかなと思っています。
昨日の運営委員会では、そんな思いも共有しました。
そしてさっそく今日、「おかえり」事務局長と「with」相談員とともに、職場見学にご協力くださる企業さまへ訪問し、打ち合わせを行いました。
「はたらくトータルサポート」は、、私たち「おかえり」だけではできません。
ご協力くださる企業さまがあってこそ。一つひとつのご縁を大切にしながら、つながりを広げていきたいと思っています。
ふみ
「はたらくトータルサポート」!
- 2021年08月21日(土)
こんにちは(*^^*)
久しぶりのブログとなりました。
新型コロナウィルス感染症の感染者の増加が続いていたり、大雨が続いていたりと、心配な毎日です。
さて、今年度力を入れているのが、「はたらくトータルサポート」の実施。
「はたらくトータルサポート」とは、里親家庭や児童養護施設等で暮らす子どもたちに、「はたらく」ことをイメージできる機会を提供し、自分の将来設計を可視化しやすくし、自分に合った職業を見つけて自分らしく生きることができるきっかけ作りをするというものです。
「はたらくトータルサポート」には、大きく2つ、「職場見学」と「ライフデザイン」を考えています。
「職場見学」には、
・ニーズに応じて実施する「個別職場見学」
・ニーズに応じて働く大人と話し、はたらくことを知る機会を提供する「ワークカフェ」
・働いて生活が安定するようになるまでの間、食料等を送付する等を通じて状況などを聞き、仕事に対するモチベーションを保てるよう関わりをもつ機会とする「定着支援」
「ライフデザイン」は、どう生きたいか、どんな仕事がしたいか、自分の人生設計を考える機会を提供するというもので、さまざまな大人と出会う場を提供する「ライフカフェ」を実施します。
イメージとしては、里親家庭や児童養護施設等で暮らす小学校高学年以上を対象に、ニーズに応じて、「ライフカフェ」、「ワークカフェ」、「個別職場見学」を実施します。
今年度は、新型コロナウィルス感染症の感染防止のため、個別での実施としていますが、本来は全体での職場見学の実施もしています。
先日から、県内の児童養護施設からのニーズを受けて、協力くださる企業さまと実施に向けて個別職場見学の準備を進めています。
また、「この職業が気になる、実際にこの職業に就いておられる人のお話を聞きたい」という個別のニーズを受けて、調整もしています。
現在、新型コロナウィルス感染症の感染者が増加していることもあり、オンラインでの実施も視野に入れて、実施方法や内容など検討しているところです。
ご協力くださる方々のおかげで、実施に向けて動くことができています。とてもありがたいです。
また、この活動は、今年度、ソフトバンクチャリティスマイル第5回「安心して社会に巣立とう」応援助成に採択いただき、実施しています。ありがとうございます。
里親家庭や児童養護施設等で暮らす子どもたちが、できるだけ早い段階から「どう生きたいか」を思い描いたり、「はたらく」ことを具体的にイメージしたりできる仕組みを作り、彼らが自分らしく生きるきっかけとなっていくように、里親家庭や児童養護施設等で暮らす子どもたち、里親さんや施設職員の方々、ご協力くださる企業さまとともに、活動を進めていきたいと思っています。
ふみ
ハイブリッドでの理事会・総会の開催
- 2021年05月20日(木)
こんにちは(*^^*)
昨日、「おかえり」設立11周年を迎えたことをお話ししました。
昨夜、ファミリーからサプライズプレゼントをもらいました。

心のこもった贈り物に感激( *´艸`)
さて、今日の夜、理事会と総会を開催します。
新型コロナウィルス感染症の心配もある中で、どのようにして開催すればいいか考え、今年度は来所人数を極力少なくし、来所とオンラインで同時開催するハイブリッドで開催することになりました。
昨年度より、月に一度の運営委員会をハイブリッドで開催してきたので、理事会と総会もスムーズに開催できそうです。
昨年度の事業報告と会計報告、今年度の事業計画と収支予算を審議します。
いろんな視点から審議し、10期目を進めていきたいと思っています。
「里親家庭や児童養護施設等を巣立った人々が自立し、安心して暮らせる社会づくりに貢献します。」 この理念の下、今日からまた、一歩一歩、歩んでいきます。
ふみ
法人設立11周年を迎えました。
- 2021年05月19日(水)
本日、2021年5月19日、NPO法人 おかえりは法人設立11周年を迎えました。
我が家にやってきた妹(里親委託児童)との出会いから生まれたこの活動、多くの方に教えていただき、学ばせていただきながら今日まで歩みを進めることができました。
「おかえり」に関わるすべての方に心より感謝申し上げます。
「おかえり」設立当初より目指している未来ビジョンがあります。
それは、「30年後の未来」です。
「里親家庭や児童養護施設等を巣立った人たちやその子どもたち、家族、里親さんや施設の方々、「おかえり」メンバーや地域の方々・・・たくさんの人が「おかえり」に集まって、子どもたちが走り回っているのを大人たちはあたたかい目で見守っている。そして、社会的養護が特別なことではなく、一つの形として社会の中に受け入れられ、笑顔が溢れている。そんなあたたかい未来をつくりたい。」
この未来を目指して、一歩、一歩、今できることを精いっぱいと歩みを進めています。
「30年後の未来」を思い描き、その未来を目指して11年という時間が流れました。
はじめの10年は、「知ること」と「つながること」の10年だったように思います。
里親家庭や児童養護施設等のこと、巣立った後のこと…。
里親家庭や児童養護施設等で暮らす子どもたち、巣立った人たち、里親さんや児童養護施設等の施設長はじめ職員の方々、関係機関の方々、応援してくださる方々…。
10年という時間の中で、多くのご縁に恵まれ、学ばせていただきました。
そして、「一緒に」考える機会をたくさんいただきました。
昨年からの10年は、「あたたかい人の輪を広げること」。
里親家庭や児童養護施設等で暮らす子どもたちが安心して巣立っていけるように。そして、巣立った人たちが自立し、安心して暮らせるように。
そのためには、多くの方の力が必要。
その思いから、設立当初より、講演会や「こどもひろば」の開催、講師派遣、絵本「明日天気になぁれ」の製作などをしてきました。
私たちが守りたいのは、子どもたちや巣立った人たち。そして、その子どもたちや巣立った人たちの未来。
子どもたちや巣立った人たちのプライバシー保護のため、活動によっては難しいものもありますが、これからは少し間口を広げて、さまざまな方と一緒につくっていけるといいなと思っています。
思い描く、「30年後の未来」まで、あと19年。
「一人とつながれば、誰かをたすけることができる」
これは、「おかえりをつくろう」と思い立った頃から思っていることです。
一人でも多くの方に知っていただき、あたたかい人の輪が広がるように。
一歩、一歩、今できることを精いっぱい歩みを進めていきます。
いつも、ありがとうございます。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
2021年5月19日
NPO法人 おかえり
理事長 枡田 ふみ